PATCAMは、それ単体で完全なCAD機能を持っているが、作業マシンの関係から他のCADから出力されたDXF形式の図面データも受け取ることができる。 PATCAMでは以下の様な処理を行う。(図7)
1. DXFファイルからの部品図形の抽出
2. 部品の作図
3. ネスティング
4. 加工軌跡のシミュレーション
5. パンチングプレス、プラズマ切断機、レーザ切断機へのGコードの創製
PATCAMで行われるネスティングは非常にクオリティーの高いものである。 その特徴を以下に示す。
1. ネスティングに要する時間が極めて速い
2. 製品の内側にも小さな製品を取ることが可能
3. 利便性を高める多くのオプションスイッチを設け汎用性が高い
結果的に、熟練したオペレータが何十分も費やして行う
ネスティングが数秒で可能となる。(図8)
PATCAMが創製するNC加工機械の種類は現在のところ
1. パンチングプレス 2.プラズマ切断機 3.レーザー切断機
であり、ほとんどのCAMシステムと同じく、ポスト設定を変えることによって多くの加工機メーカーに対応できる。
※ DXF形式;実質的なCADデータの世界標準形式。これを用いてほとんどのCAD間のデータのやり取りが可能