PATCAMは標準的にISDN回線を用いたテレビ電話機能とリモート・メンテナンス・システムを搭載している。
トラブル発生時やオペレーション教育は、テレビ電話で神奈川県にいる開発スタッフと直接話をしながら行っている。
リモート操作は、これまではデータを電話回線で送信する程度のものであったが、マルチ・コムではユーザーのパソコンの画面と操作を遠隔地でジャックし、
同時にテレビ電話を実行することが可能となる。(図10)
このシステムはWindows上のソフトウエアであればどんなソフトでも、テレビ電話+リモート操作が可能となるので、
トラブルに即対応しなけらばならない工場生産に関係するパソコンには今後必要不可欠となる可能性が高い。
ISDN回線はインターネットの普及によりランニングコストが劇的にダウンし、今や一般公衆回線とほぼ同じコストで導入できる。
テレビ電話については、機能的な面では助けにはならないものの、トラブル発生時の心理的な動揺を抑制する効果と、工場経営者サイドに及ぼす安心感が重要なポイントとなっている。
※ ISDN回線;高速ディジタル回線、128Kbpsの高速通信が可能な電話回線で、NTTに申請すれば利用できる。
一連の装置、システムの動きを別フロアや別棟、または遠隔地で確認する必要のある場合は生産監視装置を設置する。
生産ラインの動作映像や、トラブル発生時の局所映像を捕らえ、ビデオ映像としてテレビやパソコンに表示する。
この装置に内蔵されている首振りズーム機能付きのロボットカメラの操作は、PATCAMやGPCから行うことが可能で専用BOXを用いても良い。
対環境性に優れ、屋外での実績も豊富。 マルチ・コムに映像を転送することによって他の都道府県からの遠隔操作でロボットカメラの操作を行い、映像を確認できる。(図11)
生産管理要員や物流管理要員が工場内を巡回している場合、これを省力化することができる。
また、経営者層や管理職の現場離れ問題の対策にもなる装置である。
御問い合わせ先 株式会社 シスコップ 担当 福田 TEL 0427-74-0747
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Last Updated - 98/07/23