ＶＴＩ (Visual Telephony Integration)

電話回線（主にＩＳＤＮ）を用い、動画を伝送する事を中心としたネットワーク・システムの形態。 ここ数年、大企業レベルではテレビ会議システムは大きな導入効果を上げていますが、同種の技術 を安価、小型、多機能化する事により誰でもが生活やビジネスに役に立つシステムが構築できます。

動画と音声を使って、誰でもが人と人とのコミュニケーションを遠隔地でも行う事ができるように なれば、多くのビジネスも効率アップ、セキュリティーの向上、管理効率の向上、労働環境の改善 にも結びつきます。

電話の時代から、ＦＡＸの時代、そして携帯電話の時代へと移り変わってきた電話回線の役割は、 コンピュータ通信（インターネット）と共に、テレビ電話の時代へと変貌してゆくのは時代の必然 と言えます。

すでに、店舗などの経営者の間では、テレビ電話とロボットカメラを使った多店舗の管理を急激な 勢いで推進する動きが見受けられます。　1999年度中には、店舗以外にも、工場の管理、病院にお ける管理など、多方面の目的にＶＴＩが導入されるものと予測されます。

ＶＴＩの技術的な中心は、ＮＴＴのディジタル通信網を使った、テレビ電話および、コーディック となります。　 コンピュータによる通信を使って、多くの情報はＣＴＩ (Computer Telephony Integration)という 形で伝えられます。しかし、映像がプラスされる事によって、より確実、高度、解りやすいシステム となり、現場に行ったも同然の管理状況を作り出すことができます。

生活の中でも、セキュリティーだけでなく多くの応用が考えられます。　 ＶＴＩを使った老人介護や遠隔医療は２１世紀には当然の事となるでしょう。

また、地球環境問題を考えても、ＶＴＩは有効です。出かけて行かずとも現地に行ったも同然の 状態を作り出せるわけですから、車などの交通手段を使う場面を徐々に減少させる事もできます。

株式会社シスコップでは、 このようなＶＴＩを提唱し、来るべき時代のための新技術として、電話回線をＣＴＩとＶＴＩの ための“通信線”と考え、今後も、特にＶＴＩに関するシステム、装置の開発と、情報の整備を 行って参る所存です。

1999年3月31日　株式会社シスコップ　代表取締役　福田文典

        Phoenix mini と OCN は（株）ＮＴＴ殿、VCC3は Canon（株）殿、の商品です。



Last Updated - 99/04/09